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エンドトキシン試験とは

エンドトキシン試験法の種類

エンドトキシン試験の概要

エンドトキシン試験とは

リムルス試験の種類

ゲル化法

ライセ—ト試液のゲル形成がエンドトキシン濃度に依存することに基づいて、エンドトキシンを検出または定量する方法です。180°転倒させて判別内容物を観察し、流出しない堅固なゲルが形成されているか否かで判定します。

比濁法

ライセ—ト試液がゲル化する際に生じる濁度変化を適当な光学計を用いて測定する定量的な方法です。あらかじめ設定した濁度(しきい値)に達するのに要した時間との用量反応関係に基づき定量します。

比色法(発色合成基質法)

凝固酵素=コアギュロゲンの水解部位のアミノ酸配列と類似の配列をもつ合成基質に、発色基p -ニトロアニリンを結合させた発色合成基質を用い、凝固酵素のアミダーゼ活性により遊離するp -ニトロアニリンの吸光度を測定する定量的な方法です。(図1参照)

反応機構

カブトガニ血球抽出液より調製されたライセート試薬(LAL試薬)を用いて、エンドトキシンを検出または定量できます。これはエンドトキシンがライセート中に含まれる因子を活性化し、それに続くカスケード反応が活性化されることに基づいています。

  • 図1  リムルス反応のカスケード機構

参考文献

  • Tanaka, S.,et al.:Carbohydr.Res., 218:167-174(1991)
  • Tanaka, S. and Iwanaga, S.:limulus test for detecting bacterial endotoxin. Method in Enzymology, 223:358-364(1993)
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