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エンドトキシン試験とは

パイロテルを用いたゲル化法

λ:0.03EU/mLのライセート試薬(パイロテル マルチテスト/シングルテスト)および試料溶液(10倍希釈液)を用いる標準操作法を示します。

必要な試薬および器具

試 薬
  • ライセート試薬:パイロテル マルチテスト/シングルテスト
  • 標準品:日本薬局方エンドトキシン標準品(以下、JP-RSE)
  • LAL試験用水(以下、LRW)
  • 緩衝液:グルカシールドまたはパイロソル
器 具
  • トキシペットサンプラー200、トキシペットサンプラー1000
  • 可変式連続分注器「MODEL8100」(株式会社ニチリョー)
  • トキシペットチップ200、トキシペットチップ1000
  • トキシペットディスペンサー用シリンジ(以下、シリンジ)
  • 乾熱滅菌試験管(アルミキャップ付、以下、試験管)
  • パイロチューブ アルミキャップ付(パイロテル マルチテスト用:10×75mm、以下、パイロチューブ)
  • 乾熱滅菌アルミキャップ(以下、アルミキャップ)
  • 乾熱滅菌アルミ箔(以下、アルミ箔)
  • 試験管ミキサー
ドライブロックバス
  • LAL試験用サーモアルミバスセット

標準操作法

1. 標準溶液および試料溶液等の調製

    • 1-1. エンドトキシン標準溶液の調製
      • エンドトキシン標準原液(10,000EU/mL)を試験管ミキサーで1分間攪拌する。
      • LRWを用いて10倍段階希釈を繰り返し、1.0EU/mLを調製する。
      • さらに、下図のように2倍段階希釈を繰り返し、ライセート試薬の表示感度確認試験ならびにC液用のエンドトキシン標準溶液[0.06 (2λ), 0.03(1λ), 0.016(0.5λ), 0.008EU/mL(0.25λ)]を調製する。
        • 段階希釈では各1分間試験管ミキサーで攪拌してください。


        エンドトキシン標準溶液の調製


    • 1-2. その他の試料溶液の調製
      • A液の調製


        A液の調製


      • B液の調製


        B液の調製

      • D液の準備


        D液の準備



    • 1-3. ライセート試薬の準備

      予備試験 ライセート試薬の表示感度確認試験 16本
      反応干渉因子試験 30本
      限度試験法 8本
      定量試験法 20本
        • 下図に従い、必要本数分のライセート試薬を準備する。

          ライセート試薬の準備
    • 1-4. 試料溶液等の添加
      • 下図に従い、試料溶液等を添加する。


        試料溶液等の添加

    • 1-5. 加温
      • アルミキャップで蓋をし、試験管ミキサーで1~2秒間攪拌する。
      • ドライブロックバスで37(±1)℃、60(±2)分間静置する。
        • 加温中は振動を与えないように注意してください。

    • 1-6. 転倒
      • ドライブロックバスより静かに取り出し、180°転倒する。

        転倒

    • 1-7. 判定(ゲル化法)

      • 判定(ゲル化法)

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