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エンドトキシン試験とは

パイロテル-T を用いたカイネティック比濁法/検量線の信頼性確認試験

予備試験

1. 検量線の信頼性確認試験

    • 1-1. エンドトキシン標準溶液の調製
      • エンドトキシン標準原液(10,000EU/mL)を試験管ミキサーで1分間攪拌する。
      • LRWを用いて10倍段階希釈を繰り返し、0.1EU/mLを調製する。
      • さらに、10倍段階希釈を2回繰り返し、エンドトキシン標準溶液3濃度(1, 0.1, 0.01 EU/mL)を調製する。
        • 段階希釈では各1分間試験管ミキサーで攪拌してください。


        エンドトキシン標準溶液の調製


    • 1-2. ライセート試液の調製
      • パイロテル-Tのバイアルを軽く叩いて、飛散した粉末を底に落とす。
      • ピンセットを使って栓を無菌的に持ち上げ、真空状態を解除します。栓は廃棄する。
      • LRWまたは緩衝液(グルカシールドまたはパイロソルインジケータなし)5.0mLをトキシペットチップ1000で加え、バイアルの口に乾熱滅菌アルミ箔をかぶせる。
      • 手でゆっくり円を描くように間欠的に攪拌する。
        • 溶解用のLRWまたは緩衝液の吸引・吐出はゆっくりと行なってください。
        • 試験管ミキサーは泡立ちの原因になりますので、使用しないでください。
        • 凍結乾燥粉末が完全に溶解するまで数分かかります。
        • 溶解後の試薬は2~8℃で保存し、24時間以内に使用してください。


        ライセート試液の調製


    • 1-3. 各試料のプレートへの分注
      • LRWおよび1-1で調製したエンドトキシン標準溶液 3濃度(1, 0.1, 0.01 EU/mL)の各0.1mLずつをプレートの所定のウェルに分注する(ウェルパターン例参照)。
        • 調製後のエンドトキシン標準溶液は使用直前に10秒間攪拌してください。
        • 陰性対照として同時にLRWを測定することをおすすめします。
        • 試料の分注後、ただちにプレートに蓋をかぶせてください。

        各試料のプレートへの分注


    • 1-4. ライセート試液の添加および測定
      • 完全に溶解したライセート試液0.1mLをシリンジで所定のウェルに添加する。
      • プレートに蓋をかぶせ、ウェルリーダーアドバンスにセットする。
      • [測定]ボタンをクリックすると、直ちに1分間攪拌され、あらかじめ設定した測定条件で自動的に測定が開始される。

        ライセート試液の添加および測定


    • 1-5. データ解析
      • 測定終了後、ファイルは自動的に保存される。
        • Software for Wellreader, DIエディションであらかじめ設定した解析条件で、自動解析されます。

    • 1-6. 判定
      • [検量線の表示]ボタン-[検量線の情報]ボタンをクリックし、作成した検量線の相関係数 r を求め、その絶対値|r|が0.980以上であることを確認する。

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