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技術情報

プロトコール/エンドトキシン測定用試薬・機器

カブトガニ血球抽出液(ライセート)より調製されたLAL 試薬(ライセート試薬)を用いてエンドトキシンを検出または定量できます。これはライセートにエンドトキシンが加わるとエンドトキシン感受性のセリンプロテアーゼ前駆体であるC 因子が活性化され、それに続くカスケード反応が活性化されることに基づいています。
透析液はこの反応系に対して、阻害あるいは促進的に作用する場合があります。
また、透析液中のエンドトキシンは各種素材の容器に吸着されやすく、その活性はサンプルを保存することで低下することが知られています。したがって、透析液中のエンドトキシン測定には、阻害・促進の影響を受けにくく正確な測定を行うことができる試薬と安定化剤を含む採取・保存容器が必要となります。
当社では、基準に適合し、簡便かつ正確にエンドトキシン測定ができる試薬・機器および採取管を提供しています。

特徴

  • 検体数に合わせてシステムを選択できる
  • 日本透析医学会基準対応
  • 比色法試薬で(1→3)-β-D- グルカンと反応することなく、エンドトキシンにのみ特異的に反応
  • 測定時間30分で測定終了し、透析施行直前の測定が可能
  • 検出限界0.001EU/mL(1EU/L)と高感度の測定が可能

LAL試薬(ライセート試薬)の測定原理(概略図)

  • 掲載内容は本情報掲載時点のものであり、予告なしに仕様、デザイン等を変更する場合があります。
  • 表示の価格は、当社希望納入価格であり、消費税等は含まれておりません。